こんにちは!Webマーケティング会社ネットパートナーです。
CVR(コンバージョン率)とはConversion Rateの略で、サイトやブログなどへのアクセス数のうち、どのくらいの割合でコンバージョンに至ったかを表す数値です。
「CVRを上げるのが重要だって聞いたけど、どんな計算式で求められるの?」
「CVRを上げるには、具体的にどんなことをすればいいの?」
そんなお悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。
今回は、CVRの定義や計算方法、CVRを改善するための方法をご紹介します!
■CV(コンバージョン)とは?
CVRの前に、まずCV(コンバージョン)についてご説明します。
コンバージョンとは、Webサイトを閲覧している状態から、Web行動を起こす状態に「転換」することです。
商品やサービスの購入に設定されることもあれば、資料請求やサンプル申し込みなどに設定されることもあります。
■CVR(コンバージョン率)とは?
CVRは、コンバージョンレート(Conversion Rate)の略で、コンバージョン率、CV率などとも呼ばれます。
オンラインマーケティングで重要な指標のひとつであり、ウェブサイトへの訪問者のうち、どの程度がコンバージョンに至ったかを示す確率です。
CVRの計測は、マーケティングキャンペーンやウェブサイトの効果を評価するのに欠かせません。
■CVR(コンバージョン率)の重要性
CVRは、マーケティングの効果やウェブサイトのパフォーマンスを測定するためにとても重要です。
高いトラフィックを持つウェブサイトでも、低いCVRが続いている場合、成果につながっていないということだからです。
■CVR(コンバージョン率)の計算方法
CVRは次の計算式で求められます。
CVR(%) = コンバージョン数 ÷ サイトへのアクセス数 × 100
コンバージョン数とアクセス数を、総数で数えるかユニーク数で数えるかは、サイトの運用目的によって異なります。
・CVRをユーザー単位で計算する場合
会員登録や資料請求を通して見込み顧客のリストを集めたいなど、CVRをユーザー単位で計算する場合、以下のようになります。
ユニークコンバージョン数 ÷ ユニークユーザー(UU)数
・CVRをアクション単位で計算する場合
リピートが期待できる商品購入をコンバージョンとしている場合など、CVRをアクション単位で計算したいときは以下のようになります。
総コンバージョン数 ÷ セッション数
■CVR(コンバージョン率)の計算のポイント
CVRを正確に計算するためには、以下のポイントに留意することが重要です。
- 自社のサイトにおけるコンバージョンとは何か、再確認する。
- コンバージョン数とアクセス数は同じ期間に関連付ける。
- 毎回同じ指標を測定する。(アクセス数をPVにすると決めたら、毎回PVを測定する)
■CVR(コンバージョン率)の平均値・目標値
業界やビジネス、設定しているコンバージョンのレベルによってCVRの平均値は異なります。
例えばコンバージョンを成約や申込みに設定している場合と、資料請求や問い合わせに設定している場合では、後者の方がコンバージョンしやすいので、CVRも高くなりやすいということです。
目標CVRは、自社の現状のパフォーマンスと、競合他社を考慮して設定することが重要です。
■CVR(コンバージョン率)を上げるための改善方法
コンバージョン率を上げる方法について、まずは一般的な方法をご紹介します!
・ターゲットのニーズを再確認する
ターゲットオーディエンスのニーズや関心を再確認してみましょう。
方法としては以下のようなものがあります。
- アンケートやインタビューを行う
- 口コミサイトやYahoo知恵袋などで自社商品に関連するカテゴリーを見てみる
- 競合他社のウェブサイトやプロモーションを分析する
ターゲットに響くコンテンツやキャンペーンを提供することが、CVRを向上させる鍵です。
・コンバージョンへの導線を分かりやすく設計する
コンバージョンへの導線をわかりやすく設計するためには、以下のような方法があります。
①コンテンツシナリオを見直す
コンテンツシナリオとは、ユーザーがどのようにWebサイト内のページを回遊し、商品やサービスを認知して、コンバージョンに至るのかを想定するものです。
それをもとに、必要なWebサイトのコンテンツを設計します。
ターゲットだったらどのような順番で、どのような内容の情報を求めているか考え、サイトの構成やページ内の配置を決めるのです。
そのうえで重要なポイントは以下のとおりです。
- ユーザーはニーズを満たすための行動をします。
- 認知 → 興味 → 理解 → 検討 → 購入…のように、ユーザーの心理状態をランクアップさせるには、それぞれの段階に応じたコンテンツが必要です。
なお、当社ではコンバージョン率改善のための独自手法があります。
こちらで詳しく解説しておりますので、ぜひご覧ください。
②クリックしたくなるCTA
ユーザーの心理状態をランクアップさせていくためには、クリックしたくなるようなCTAになっているかどうかも重要です。
CTAとはCall To Actionの略で、Webサイトを訪れた人に行動を喚起させる、ボタンやリンクなどのことを指します。ユーザーがアクションを起こしやすい環境を整えましょう。
③デザインやユーザビリティ
どこに何があるかわからないようでは、ユーザーが知りたい情報をすぐに見つけられず、すぐに離脱してしまいます。
ウェブページやランディングページのデザインを工夫し、コンバージョンへの導線を分かりやすく設計しましょう。
④読み込み速度を速くする
ウェブサイトがなかなか表示されずにイライラして、見るのをやめた経験はありませんか?
遅い読み込み速度は、訪問者の興味を失わせ、離脱する原因になります。
Page Speed InsightsやLighthouseなどのツールを使って表示速度を測定し、表示速度が遅いページがあれば、読み込み速度を向上させる施策を行いましょう。具体的には、主に以下のような方法があります。
- 画像・動画ファイルのファイルサイズを削減する。
- 画面スクロールに応じて画像を読み込む設定をする。
- CSSやJavaScriptファイル内の、不要なコードを整理する。
まとめ
CVR(コンバージョン率)はオンラインマーケティングにおいて欠かせない指標であり、ビジネスの成果に直結します。
正確な計算と分析、効果的な改善策を行って、CVRを上げていくことが重要です。
ターゲットのニーズを理解し、サイトの最適化を行うことで、高いCVRを維持し、成功に近づけていきましょう!
とりあえずCVRは計算できたけど、改善するために専門家のアドバイスを受けてみたい…という方は、ぜひお気軽に当社の無料相談をご利用ください。