ある書籍を読んでいたら、「本気」と「必死」は
似て非なる言葉という話がでていてハッとした。

必死とは、外からのプレッシャーを感じた時に生じる気持ちだそうな。
経営者で言えば、倒産の危機や資金繰りの困った時、それを突破しそうと思い
危機感が高まった状態の気持ちを必死というらしい。
必死になると人は頑張る。
しかし、この必死というのは、残念ながら長続きしないし進歩もあまりないらしい。
なぜなら、それはあくまでも外圧があったから危機感を感じて頑張るのであって
その根っこには、危機から逃れたいという本能心が司っているからで
危機的な状況が回避できたとき、その必死という気持ちは薄れ安心してしまいやすいからだそうな。
耳の痛い話である。

一方「本気」という言葉がある、
これは、内発的な動機で頑張ろうという気持ちだそうな。
本気とは、たった2つのことを実行しようと思い、行動していく気持ちだそうな。

その2つとは

1 明確な目標をもつ
2 目標を達成するにはどうしたらよいかを常に考えている
(たぶん潜在意識に浸透するまで)
その書籍では、「必死」に取り組んでいる人はあまたいるが、成功する確率は低く
成功している人のほとんどが「本気」で物事に取り組んでいる人だと説いている。

追い詰められて頑張るのか、
自分を追い詰めて頑張るのか
その違いは、ちょっとした違いかも知れないが
限りなく大きな違いだということだ。

同じ努力でも本気が”主体的な努力”で、
必死は”主体性の欠ける努力”ということに気がついた。

いくら努力していたとしても、
それが主体性の欠ける努力では成功できるはずがない
頭をガーンと殴られた気がした。